激務だがやりがいのある看護師の仕事

看護師は病院以外にもクリニックやデイサービス、訪問看護ステーションなど様々な場所で働いている。病院の規模や職場によって違うが、激務に追われる職場があるのも事実だ。例として総合病院の消化器外科を挙げてみる。

総合病院の消化器外科では、盲腸の手術に始まり胃がんや大腸がんなどいろいろな手術を目的として患者さんが入院してくる。手術室で手術をして、その後に帰ってくる場所が消化器外科病棟だ。手術が終わり麻酔から覚めて、まだうとうとしている患者さんのバイタルサインを測定し、点滴の管理をする。そして手術の翌日には初めての歩行をサポートしたり、その後の回復過程に問題がないかを観察する。手術後に食事も問題なく食べられ、管も抜けて元気になった患者さんは、多くが2週間もせずに退院する。そしてまた新しい患者さんが入院して手術をするため、対応する患者さんも多く、看護師の仕事は必然的に忙しくなる。多くの病気や手術、治療への看護を行う必要があるため、日々の仕事量はもちろん、必要とする知識も多い。しかし実際に患者さんを看護することで、得られる知識や経験は看護学校時代とは比べものにならない。

数年消化器外科病棟で働けば、点滴や注射など技術面の向上も期待できる。消化器外科病棟での仕事が大変なのは事実だが、その後クリニックや介護現場で働く際にはその経験が糧となり、多くの場所で働くことが可能になる。また手術後に少しずつ回復していく患者さんは、看護師にやりがいを与えてくれる。激務により得るものも多いということなのだ。